情報処理学会 第87回全国大会

4J-05
SoC FPGAを活用した物体検出モデル「YOLOv7」の高速化手法の検討と複数の方式での比較評価
○舩橋駿介,中西知嘉子(阪工大)
近年,エッジAIが注目を集めている.エッジAIは小型な端末のみで推論を行うAIである.推論に通信環境を必要としないため,通信によるレイテンシが無く,セキュリティ性が高いなど様々な利点がある.しかし,使用機器の性能が低いため,速度と精度を両立することは難しい.そこで,本研究では物体検出モデルであるYOLOv7-tinyを対象にSoC FPGAを活用し,負荷が大きい処理を回路部(FPGA)に,その他の処理をソフト部(CPU)で処理させることでエッジAIを高速化する手法を検討する.また,複数の方式でYOLOv7-tinyを動作させ,処理時間を比較し,本手法の評価を行う.