4D-03
接触の有無による作業手順の抽出システムの構築
○篠崎琢磨,清藤駿成(日立ソリューションズ東日本)
近年,インフラ設備の運用・保守点検作業の現場では熟練者の退職が問題視されており,解決策として熟練者の行動を認識する技術が注目されている。熟練者の行動を認識し作業を分析することで,ノウハウの抽出や,作業の効率化といった作業支援に活用することが期待されている。しかし,行動認識は AI を用いて行われることが多く,作業現場に対応した AI の作成や学習データの準備にかかるコストが導入の課題となっている。そのため,今後は導入コストを抑えた作業支援が求められると考え,本研究では,AIではなく接触判定を用いてノウハウを抽出するシステムを作成している。