4A-04
ソフトウェアデファインドストレージ向けログ書き領域のガベージコレクション方式の改善
○額田哲彰,工藤晋太郎,大平良徳(日立)
汎用サーバを使用するSoftware Defined Storageでは、電源障害に備えメモリ上のキャッシュデータ保護が必要である。キャッシュ更新をログ化し外部記憶装置に書き込む保護方式において、外部記憶装置の空き領域管理の処理効率を改善し高性能化することを目的とする。キャッシュでは同じ位置への更新が頻発するため更新前のログは多くが不要になる。しかし、ログが不要かの判定処理を逐次実施すると判定処理のオーバヘッドが増加する。本稿では、同じ位置への更新による判定処理を纏めて実施し、判定処理の頻度を下げることでオーバヘッドを削減する方式を提案し、ライト性能での判定処理のオーバヘッドを80%削減した。