4A-02
高可用システムにおいて負荷集中を避けるための待機系制御プロセスの配置手法の検討
○工藤晋太郎,圷 弘明(日立)
本研究は並列・分散システムにおける各ノードでそれぞれ動作する制御プロセスの冗長化方法に関する。稼働系(Active)制御プロセスとそれに対する一つ以上の待機系(Standby)制御プロセスが異なるノードに配置されることで耐障害性を確保するシステムにおいて、Standby制御プロセスの配置の仕方によっては複数のノード障害が起きた際に一部のノードにActive制御プロセスが集中してしまう課題がある。本研究では、Active制御プロセスとStandby制御プロセスの初期配置において、再配置を行うことなくこの負荷集中を回避できる配置アルゴリズムを提案し評価する。