2ZM-06
トラブルシューティング演習を可能とするネットワーク演習支援システムにおける学習状況可視化機能
○東雲美幸,吉原和明,井口信和(近畿大)
ネットワーク障害の発生時に素早く問題に対処する障害対応能力は,サービスの可用性において特に重要となる.能力の習得にはハンズオン型のトラブルシューティング演習が有効であるが,実機を用いた演習環境の用意には時間や費用がかかる.そこで,ネットワーク障害を自動生成することでトラブルシューティング演習環境を即座に提供可能な仮想ネットワークを用いた演習支援システムを開発している.本稿では,本システムに新たに追加する学習状況の可視化機能について述べる.学習者の演習結果を収集し表示することで,学習者が一人で学習する際でも自身の演習履歴から得意分野や苦手分野を把握可能となり,自己学習の効率化が期待できる.