2ZM-02
物語を取り入れたProcessing言語によるオブジェクト指向学習教材の評価
○岩﨑裕憲,土肥紳一(電機大)
オブジェクト指向プログラミング(OOP)は拡張性,再利用性,保守性の高さから大規模システムの開発などに用いられるプログラミングの重要な概念である.しかし,OOPは抽象度が高いため初学者には理解が難しく,初学者が授業で教わるような短いプログラムではそれらの利点を感じにくい.そこで,本研究ではProcessing言語でトランプカードを描画するプログラム作成に取り組ませる.OOPの有用性が発揮される程度に長いプログラムを扱う他,トランプに関連するキャラクターが登場する物語を取り入れることで,初学者の理解度向上を目指す.本発表では制作した教材の内容およびその評価結果について述べる.