2ZL-08
主成分分析を用いたワイヤーフレーム生成手法の高度化に関する一考察
○高倉堅太,中原匡哉(大阪電通大),塚田義典(麗澤大),梅原喜政(摂南大),南 李玖(大阪電通大)
近年,高度経済成長期に施工された社会インフラ設備の老朽化が深刻であり,長寿命化のための点検や補修が急務である.しかし,維持管理に必要な設計図面等の関連資料が存在しない場合が多く,正確な寸法や形状を把握できない設備が多く存在する.そのため,既存研究では,橋脚の点群データから3次元モデルの生成に必要な形状種別を推定する手法が提案されているが,ワイヤーフレームを構成する辺を誤推定したり欠損するため,正しい形状種別を推定するのが困難な課題がある.そこで,本研究では,橋梁の橋脚を対象に,前処理で抽出したエッジとコーナの中から重複点を削除することで,過剰な誤生成を抑制するワイヤーフレームの生成手法を提案する.