情報処理学会 第87回全国大会

2ZJ-07
ミニレポートからクラスの理解度を推測する授業改善支援システム
○篠田彪河,池田了哉,辻本了柾,金道敏樹(金沢工大)
学生の短いレポート文からクラス全体の理解度をレーダーチャートで可視化する手法を提案する.
レーダーチャートの軸を解答の要旨とすることで,成績下位群が理解できていない内容を抽出できる.この手法は,200字程度の短いレポート文には単純な構文の正解があり,誤答はそこからのズレと仮定している.この仮定は、類似度で2分したレポート群と,教師採点の成績上位群と下位群とが概ね一致しており妥当である.現在,授業中に運用できるシステムの構築を行なっており,その運用結果についても報告する.これまでの結果から,成績下位群が分かっていないことを教師へ提示できる授業支援システムの実現へ道筋を示すことができたと考えている.