情報処理学会 第87回全国大会

2ZH-05
CNNを用いた統計ポスターのデザイン評価における評価基準の細分化に関する研究
○奈田青葉,渡辺博芳(電通大),林 宏樹(兵庫県大)
高等学校の「情報 I」では,「データの活用」と「情報デザイン」を連携させた授業の成果物として統計ポスターが作成されることがある.近年,CNNを活用した画像識別が多くの分野で行われていることから,統計ポスターのデザイン評価をCNNで自動化できると考えた.本研究では,デザインや配色の原則に基づいた8つの評価項目を設定し,MobileNetV2の転移学習を用いて各項目に対するモデルを構築した.また,評価基準が複雑な一部の項目に対し,注目すべき点ごとにモデルを作成する細分化アプローチを導入した結果について述べる.