情報処理学会 第87回全国大会

2ZF-06
手の動きに追従するUIにおける深度センサと物体検出モデルによるジェスチャ認識方法
○田村律起,水谷晃三(帝京大)
筆者らは天井に下方に向けて設置したセンサとプロジェクタを用いてユーザの手にUIを投影するコンピューティング環境の実現方法を検討している.本研究では,この環境においてUIを操作するために,UIが投影される一方の手のひらを他方の手の指でタップするジェスチャを行う際のタップ位置及びタップ後の指先位置認識方法を検討する.深度センサで取得したユーザの手の状況を画像の物体検出モデルを用いて認識し,認識結果中に含まれる指先の領域において頭部から最も離れたピクセルを指先位置とする.本稿では,検討した方法を試作システムに実装して簡易的な評価を行った結果を述べる.