2ZF-04
ローマ字かな変換を用いた日本語入力向けキーボード配列問題の考察
○吉川将志,中島 誠(大分大)
現在のPCで用いられるキーボードの配列は,QWERTY配列が圧倒的に多い.しかしながら,QWERTY配列は,入力スピードの低さや疲労の誘発など,様々な要因で好ましくないデザインとして知られている.
本研究は,効率の良いキーボード配列を明らかにすることを目的とし,特に日本語入力時のローマ字かな変換に適した配列の仕方を検証する.そのために,日本語文章の文字出現傾向の調査結果をもとに,複数の観点から入力効率に配慮したキー配置アルゴリズムを提案する.提案した複数のアルゴリズムを用いたキーボード配列に基づく日本語の入力効率を,シミュレーションとユーザスタディの両面から検証し,適切なキーボード配列に必要な要素を明らかにする.