情報処理学会 第87回全国大会

2ZF-03
XR環境における仮想的な装置を用いた数値入力手法の検討
○堀内翔太,阿部 亨(東北大)
XR環境では,ユーザが自身の手の動きにより連続量を表現し,ハンドトラッキングの結果に基づき数値化を行った値をシステム等への入力として用いる手法が広く用いられている.本稿では,実世界で連続量を設定するために一般に用いられるスライダーやハンドルなどの装置を仮想空間に実装し,ユーザがそれらを手で操作する状態をトラッキングすることで連続的な数値を入力する手法について検討を行う.具体的には,XR空間におけるハンドトラッキングで数値入力を行う際,スライダー等の装置を仮想的に操作する場合と,単に手を動かす場合とで,入力精度や操作性に違いが生じるかを検証し,より有効なユーザインターフェースの設計へ役立てる.