2ZF-01
AR環境におけるタッチタイピング可能な仮想入力インターフェースの検討
○徳重柊人,森田暉之,松下翔太,Alparslan Onur,佐藤健哉(同志社大)
近年,AR(Augmented Reality)に関する研究がおこなわれており,中でもHMD(Head Mounted Display)を用いたARHMDが注目されている.ARHMDでは,現実世界に重畳された仮想的なキーボードにより文字を入力することができる.しかし,ARHMDでは視野角が狭く,入力をする際は仮想キーボードと手の位置関係を把握するために頭部を動かす必要があり,物理キーボードと比較してユーザビリティが低下する.本研究では,仮想キーボードと指の位置を視覚的に認識できるプレビューを表示し,仮想キーボードを手首に追従させることにより,タッチタイピング入力が可能な仮想入力インターフェースを提案する.そして,従来手法とユーザビリティおよび入力精度を比較し,提案手法の有効性を検討する.