2ZE-09
交グラフを活用したSNS上の犯罪グループ探索アルゴリズムの提案と評価
○大原望乃,伊藤純菜(お茶の水女子大),趙 智賢,長田繁幸,三田智之,中川直樹(日本総研),小口正人(お茶の水女子大)
窃取されたクレジットカード情報が犯罪コミュニティによってSNS上で売買される問題が深刻化している。本研究では、これらのサイバー犯罪を抑止するための新たな分析手法として、交グラフを活用したSNSネットワーク解析手法を提案する。具体的には、犯罪コミュニティのデータを基に複雑ネットワークのグラフを構築し、それを交グラフに変換することで、犯罪コミュニティ間の関係性や主要なグループを特定することを目指す。また、提案手法の有効性を検証するため、実際の犯罪コミュニティデータを用いた実験を行い、得られた結果に基づいてコミュニティの危険度指数を設定し、提案手法の評価を行った。