2ZD-06
直交表を用いたマルチパーティ計算法の構成と評価
○清水耕太郎,松澤智史,宮本暢子(東理大)
マルチパーティ計算という秘密計算法の一種を用いると,互いに情報を秘匿したまま複数人の間で演算を行うことができる.これにより個人の所得や病歴を秘匿したまま統計処理を行うことや,企業がお互いの企業秘密を秘匿したまま機械学習モデルを作成することが可能になる.マルチパーティ計算の構成に利用される秘密分散法には直交表を用いるものがある.そこで本研究では直交表を用いた秘密分散法により秘密計算法の新しい構成を与え,既存手法と性能を比較する.