情報処理学会 第87回全国大会

2ZD-03
CFS署名方式とRSAベースhash-and-sign型署名方式の安全性証明に関する一考察
○有澤明彦,多田 充(千葉大)
Courtoisらによって提案された符号ベースの署名方式は,符号問題に付随する落とし戸付き一方向性関数を用いた hash-and-sign 型の署名方式である。その安全性について,Morozovらは解のハミング重みに関する問題を踏まえた上でRSA-FDH方式と同様の方針に沿った安全性証明を展開している。本論文では,安全性の根拠となる符号問題におけるハミング重みに応じて,署名生成の際に条件として与えられるハミング重みを調整という,Morozovらとは違った視点でCFS署名方式の安全性証明を与える。