情報処理学会 第87回全国大会

2ZC-02
省電力化のためのトラフィック分割方式に基づく双方向通信を考慮したスイッチ間帯域切り替え方式
○後藤壮晴,木村成伴(筑波大)
著者らの研究室では,SDNスイッチで構築された複数拠点を結ぶ組織内ネットワークを対象として,低帯域を複数本束ねた中間帯域を提供することで高帯域リンクの使用時間を減らす,トラフィック分割方式に基づくスイッチ間帯域切り替え方式を提案している.しかし,リンク帯域を変更すると双方向同時に帯域が切り替わるため,本方式では外部ネットワークと接続するゲートウェイから拠点への通信ができないという問題があった.そこで,本論文では,ゲートウェイ側からの通信を伴う双方向トラフィックを対象とした中間帯域を提供する方式を提案する.そして,通信実験を行い,提案方式の有効性を評価する.