2ZB-05
分散MQTTブローカー基盤におけるデータ配信手法のテストベッドでの評価
○前田賢克,川上朋也(福井大),渡場康弘(阪大)
現在,分散MQTTブローカー基盤の研究開発が進んでいる.分散MQTTブローカー基盤を利用する通信では、信頼性の向上が重要である.信頼性を向上させる方法の1つとして、クライアントとブローカーの間に複数のコネクションを確立し、同じデータを同時に送信する方法がある.しかし、パブリッシャーが同じデータを送信するため、サブスクライバー側ではデータが重複して受信され、不必要な通信が発生する.
そこで本論文では、信頼性を維持しながらも不要な通信を削減する、低負荷なデータ分配方式を提案する.本提案をテストベットを利用した環境で評価を行った.