2ZA-06
機械学習を適用した固定・モバイルセンサによる微気象推定の性能改善に関する一考察
○髙田真志,國見 亘,伊藤優樹,阿部 亨,菅沼拓夫(東北大)
気象異常やヒートアイランド現象が社会問題となっている.この問題に対応するため,屋外の微気象を推定・予測することで,具体的な対策の策定に役立てる研究が進められている.これまで微気象の推定・予測に機械学習を用いる手法が提案されているが,センサ設置の制約から小規模実験にとどまっており,適用範囲の拡大のために,より広域のデータを効率的に取得する必要がある.本研究では,固定センサに加えてモバイルセンサを用いることで観測点を増やし,機械学習による推定性能を改善する手法を提案する.本発表では予備実験として固定センサのみで既存研究のアルゴリズムの再試を行い,モデルの再現性,汎用性,有用性などを検証する.