情報処理学会 第87回全国大会

2ZA-02
OTA連合学習におけるジャミング攻撃に対処する協調的ドロップアウトベース防御手法
○西本賢司,江 易翰,林  海(大阪公立大),計 宇生(NII)
OTA連合学習(Over-The-Air Federated Learning)とは,無線環境にて,空中計算(Air Computation)を活用し,クライアントが協調して分散型機械学習を行う手法であるが,ジャミング攻撃に脆弱である.ニューラルネットワークのモデルの重みの中には,正解率への影響が小さい重みがあることが知られている.重要度の低い重みを一時的に削除するドロップアウト(Dropout)を行うことで,学習の効率の向上や過学習の防止などの利点がある.本研究では,このドロップアウトを応用し,ジャミング攻撃への対処手法を提案し,シミュレーションにより,その有効性を示す.