情報処理学会 第87回全国大会

2Y-09
ステレオ画像を用いた果実サイズ計測に基づくユズ収穫重量予測法の検討
○松本正弘(高知工科大),浜田和俊(高知大),栗原 徹(高知工科大)
近年少子高齢化による農業従事者の減少が問題視されており,安定した生産システムが求められている.ユズは全国の生産量のうち高知県が5割を占める柑橘類であるが,安定生産や適切な取引額設定に重要な収量予測は人間の感覚によるものが多く,自動かつ正確な収量予測方法が求められている.そこで本研究では,果実重量に関係のある果実サイズをステレオ画像処理により推定し画像内の果実サイズ分布から一樹の果実収穫重量を予測する手法を提案する.まず画像内のユズ果実サイズ分布と実収穫重量に対して回帰分析を行い収穫重量を予測するモデルを構築する.そのモデルに対して本研究で推定した果実サイズを利用して一樹の収穫重量を推定する.