2Y-06
ワイヤー移動機構を利用した全天球カメラから両畝全体の果実サイズ推定法の検討
○田中 諒,栗原 徹(高知工科大)
高知県では,温暖な気候を生かした施設園芸農業が発展している.農業従事者の高齢化や人手不足の問題から農業における省力化を実現する必要や,市場流通量を考慮した生産管理を実現するため,果実位置や果実サイズ,収穫時期の予測が必要である.定点カメラを用いた作物管理は,複数台のカメラが必要であるため導入コストが高いことや,少数の限られた視点のみになることによる3次元空間での情報を得るのが難しいという問題がある.
そこで本研究では,ワイヤー移動機構に取り付けた全天球カメラから得られる多数の画像を利用して,カメラ両側にある畝全体の果実サイズを推定する手法を提案する.