情報処理学会 第87回全国大会

2T-09
音声認識と複数の大規模言語モデルを活用した電子カルテ自動入力インタフェース
○山中稜斗,北岡教英,斉藤 翼(豊橋技科大)
近年,音声入力と大規模言語モデルを活用した電子カルテ入力支援システムの開発が進んでいる.そこで本研究では,医療従事者が電子カルテ入力業務をより効率的に行うことを目的とし,音声入力と2つの大規模言語モデルを組み合わせた電子カルテ自動入力インタフェースを提案する.本インタフェースは2つの大規模言語モデルを利用することで,電子カルテ項目を生成するプロセスを2段階に分ける仕組みを採用した.その結果,複雑な処理を伴う電子カルテ項目の生成を実現することができた.今後の展望として入力にかかる時間や精度について調査する実験を行い,提案手法の有効性を検証する必要がある.