2S-08
キャラクタの位置関係とアクション状態を考慮した 3D アクションゲームの動的カメラワーク
○渋谷龍成,藤堂英樹(拓大)
3DCG アクションゲームにカメラワークは,プレイヤーの操作感や没入感を高 める上で重要な要素である.しかし,通常の視点と注視点で制御するカメラワークでは,周辺状況の変化に応じてカメラを調整することが難しい.そこで,本研究では,キャラクタ間の位置関係やアクション状態を考慮した動的なカメラワークを設計する.提案手法では,プレイヤーと敵キャラクタの相対位置や 動作状態をリアルタイムに分析し,周辺状況を考慮した注視点を動的に設定で きる.様々なシーンに提案手法を適用し,視認性の向上やカメラ制御の安定性 を検証した.提案システムはインタラクティブに動作し,既存のカメラワークにも組み込みやすい構成となっている.