2S-06
様々な環境下における見かけの自動車ボディカラー変化の分析
○中本葉奈,原田利宣(和歌山大)
人が自動車のボディカラーを評価する際,実際のボディカラーに周囲の環境色が映り込んだ「見かけのボディカラー」により判断する.また,曲面によって周囲の環境のどの部分が映り込むのか,さらにどのようなボディカラーが環境色と合成され元のボディカラーから変化しやすいのか(見かけのボディカラー遷移),それらを定量的に捉えることは自動車カラーデザインにおいて重要である.本研究では,曲面と見かけのボディカラー遷移の関係を直感的に確認することを目的として,遷移図描画方法の提案を行い20車種のCGモデルを用いて色彩エントロピー分析を行った.その結果、光源環境と曲面形状が見かけのボディカラー遷移に与える影響を明確化した.