情報処理学会 第87回全国大会

2S-05
スケッチを用いた炎のシミュレーションのデザインに関する一実験
○工藤理香(法大),佐藤周平(法大/プロメテックCGリサーチ),土橋宜典(北大/プロメテックCGリサーチ)
コンピュータグラフィックスにおいて,煙や炎といった流体は,物理シミュレーションを用いることでリアルな映像を制作できる.しかし,流体の物理シミュレーションは制御が難しく,所望の映像を得るためには,パラメータを試行錯誤的に調整しなければならない.この問題に対し我々は,スケッチによる直感的な入力を介して,所望の炎の流れを得るための方法について研究している.本稿では,炎の概形を曲線として入力し,その概形の通りの炎の流れが生成されるようシミュレーションを自動で制御する方法について実験を行ったので,その結果について報告する.