2S-02
インバースレンダリングを用いた相互反射を考慮する画像の色編集手法
○西岡佑眞,齋藤 豪(科学大)
画像内の特定領域の色変更で、シーンの相互反射を考慮した自然な結果を得るのは困難である。従来手法には、変更箇所に反射し他の領域に入射する光の考慮が不十分であるという問題点が存在する。本研究では、画像内の物体色を変更した際に相互反射を考慮し他領域の色が自動的に変更される手法を提案する。本手法では、ジオメトリやマテリアル情報を推定する学習済みモデルと、画角外の照明を近似した光源を最適化する微分可能レンダリングを組み合わせ、疑似3Dシーンを再構成する。そして、ユーザー入力に基き物体色を変更した後、パストレーシングで反射を計算する。複数画像に対する編集結果を従来法と比較して、本手法の有効性を評価する。