情報処理学会 第87回全国大会

2R-05
うつ病診断前後の記事を用いたうつ病の早期検知モデルの検討
○中野遼河,安藤一秋(香川大)
本研究では,ブログ記事の内容から,ブログ著者のうつ病の兆候を,早期に検出する技術の実現を目指している.本稿では,うつ病の診断前後の記事を用いた,うつ病早期検知モデルについて検討する.まず,うつ病の診断前後に記事を書いているブログ著者を特定し,それぞれの記事を収集する.次に,収集した記事に対し,うつ病の兆候が表れた時期を人手で特定したデータセットを構築する.そして,診断前後のブログ記事を組み合わせて,うつ病の発症を早期に検知するモデルを実装する.最後に,収集した40人のブログ著者のうち,投稿頻度が高い著者を対象に,実装したモデルの性能を評価する.