情報処理学会 第87回全国大会

2P-01
ラップと歌唱に対するピッチ調整による聴感変化の評価
○大矢規文,加藤卓哉,青柳西蔵,平井辰典(駒大)
現代の音楽シーンでは, 様々な歌唱法に対してオートチューンやピッチ調整技術を適用することが, 楽曲制作の幅を広げる一つの手法となっている. そこで本研究では, ラップと歌唱それぞれの歌い方についてピッチ変動が与える聴感上の変化を, データを通して明確化することを目指す. 具体的な手法としては, ラップ音声と歌唱音声に対し, 3段階のピッチ調整(オートチューン、原曲、微分音強調)を適用し、聴感上の印象変化とジャンル間の特性差異を, 聴取者からの評価結果を通じて分析した. 実験結果を分析することで, 2つの異なる歌唱法に対する3段階のピッチ調整がもたらす聴感変化の影響を明らかにする.