情報処理学会 第87回全国大会

2N-08
食事履歴を用いたコンテクスト依存型嗜好推定手法の提案
○根本太貴,白石 陽(はこだて未来大)
近年,食事推薦システムが広く普及しており,ユーザの食事嗜好を把握する嗜好推定システムの重要性が増している.しかし,従来の嗜好推定手法は,天気,時間帯といった食事時点のコンテクストに基づいており,時系列的情報を考慮できていなかった.そこで本研究では,食事履歴を利用し,時系列的コンテクストに対応する嗜好推定手法を提案する.食事履歴から前回の食事内容や経過時間,空腹度などの特徴量を抽出し,新たなコンテクストとして活用する.提案手法では,食事履歴や活動データを収集し,機械学習を用いて食べたいジャンルを嗜好として推定する.本稿では,評価実験を通じて提案手法の推定精度を評価し,有効な特徴量を検討した.