2N-05
大規模災害発生時の離島におけるデータ残存率とデータ復旧時間の評価
○矢野揮一,山根 直(東北大),亀井仁志(香川大),中村隆喜,阿部 亨,菅沼拓夫(東北大)
近年、南海トラフ地震などをはじめとした大規模災害の発生が予見されている。大規模災害では、データを保管している建物が損壊しデータが消失してしまうことが懸念される。また、ネットワーク拠点が損壊することでネットワークが遮断され、バックアップ等のデータを保管している拠点からネットワークを介してデータを取り出すことができなくなってしまうといった状況が想定される。本論文では、大規模災害が発生し離島においてネットワークが遮断された場合を想定して検討した。提案するリスクアウェアデータ保護に基づいて複製を適用した上で、各拠点のデータ残存率とデータ複製先から各拠点へのデータ復旧時間に着目して評価を行った。