2L-08
Redexを用いて実装された核言語のインタプリタに対する表層言語パーザの自動生成
○髙畠悠太,川端英之,弘中哲夫(広島市大)
Redexは文法と簡約規則から容易にインタプリタが開発できるが,そのインタプリタに与えるプログラムはS式にする必要がある.
これに対して本研究ではRedexで開発した言語のプログラムを文字列で与えて実行できるようにする.これを実現するために,Redex用文法記述からSLLGEN用表層言語文法記述の自動抽出を通してパーザを自動生成する.そして,パーザから得られるASTをRedexで読み取ることができる形式に変換し,通常の処理系のようなプログラムの記述・実行を補助する.
これにより,Redexのインタプリタ開発能力を活かしつつ,開発言語の利用を大幅に簡便化し,テストや一般ユーザの使用を容易にする.