情報処理学会 第87回全国大会

2L-01
生成AIを活用したプログラミングにおける認知負荷の統合的分析
○中村太一,森福太朗,紀伊勇作,谷直生士(大阪公立大高専),髙須賀匠,森谷隼介(長岡技科大),中才恵太朗(大阪公立大高専),雲居玄道,中平勝子(長岡技科大)
生成AIの活用は,プログラミング効率の向上が期待される一方で,出力されたプログラムが要求を満たさない場合,プロンプト指示による再生成やコードの直接修正を行う必要が生じる.この修正過程において,生成されたプログラムが満たすべき要求から大きく異なる時,問題解決を最初から考えてプログラムを作成する場合と比較して,認知負荷が増加することが想定される.本研究では,生成AIの活用を前提とした上で,その出力が要求と異なるプログラミングタスクを身体的負荷の少ない計測手法(瞬き回数,鼻部皮膚温度,心拍,操作ログ)によって計測しそれらを統合的に分析し,生成AIの活用から生じる認知負荷を明らかにすることを目指す.