2K-06
量子回路シミュレータによる量子回路実行時間のモデル化のための実験
○青木望美(お茶の水女子大),山崎雅文,平井 聡,木下怜佳,福本尚人,三輪真弘(富士通),小口正人(お茶の水女子大)
昨今、次世代の計算機として注目されている量子コンピュータの研究・開発が、様々な機関で進められている。しかし、量子コンピュータ計算の核である量子は繊細であるため、理想的な挙動をする量子コンピュータの実現には時間を要する。その間の量子アプリ開発などに貢献性が高いと考えられるのが、従来型コンピュータ上で量子コンピュータの挙動を表現する量子回路シミュレータである。量子回路シミュレータ実行に必要な計算機リソースの効率的な割り当ての実現に向け、本研究では、従来型コンピュータ上で実行される量子回路の実行時間推定を可能にするモデルの検討を行う。