2G-04
仮想空間上の生成データで学習したAIを用いたIoTシステムの提案
○横井功毅,岩﨑清斗(静岡県工業技術研究所)
静岡県は中小企業製造業を対象としたIoT導入促進に注力している。その一環として、シングルボードコンピュータとビジュアルプログラミングツール(Node-RED)を教材としたIoTシステムの内製化教育を実施して、現場実装までを一貫して支援している。本発表は、その活動を通じて製造業の現場に実装した事例である。Unreal Engineで再現した作業場のデジタルツイン上で生成した学習データを使用して、作業者の転倒検知AIモデルの開発を行い、現実空間で検証した。そのAIモデルを搭載した教材機器と工場の既設監視カメラのサーバーを連携して、作業場内における作業者の異常を検知するIoTシステムを構築した。