情報処理学会 第87回全国大会

2C-04
花卉市場における出荷調整の研究に向けた実取引データの比較検討
○宮下弥大(オークネット),酒井洸星,岩崎 敦(電通大),松下 旦(京大)
農作物の安定供給に向けてデータの利活用環境の普及が期待されるものの、その環境整備は不十分である。
データ普及と利活用の推進が望まれており、その一つとして出荷調整の有効性をデータにより検証することに注目する。
出荷調整は生産者と消費者の利益向上につながると考えられるが、その有効性を実データで検証した事例は少ない。
そこで、他の農作物と比べて卸市場での流通が多い花卉市場のデータを対象とした事前調査を実施し、その特性を整理する。
本報告では、東京都中央卸売市場とオンライン取引市場の異なる環境での取引データにおいて
価格と取引量の関係の違いの有無とデータセットとしての利用の可否に関して検討結果を報告する。