1ZN-02
動作特徴に基づく空手の技識別と改善点の指摘
○伊藤龍汰,北村泰彦(関西学院大)
空手の識別,技の質評価を行う従来研究では,正しい技に対して高い識別精度を示すが,不完全な技に対しては動作の改善点を示せていない.本研究では,改善点に関連する技の動きを,拳の軌道,左右の変動,上下の変動の3つの動作特徴で定義した.動作特徴ごとにLSTMモデルを構築し,技の識別と改善点を示すシステムを開発した.11種類440回分の正しい技に対して本手法の識別精度は98%を示した.不完全なものを含む193回分の技に対し,71%の割合で正しい改善点を示した.