1ZN-01
空手の組手競技における言語化支援システムの開発と検証
○梶原陵雅,時井真紀(筑波大)
近年の空手組手競技における選手の内省・言語化の課題に注目し、本研究では複数視点からのパフォーマンス分析を可能にするシステム「karate-vis-system(kvs)」を開発した。このシステムは、選手の視点(1人称)と対戦相手の視点(2人称)からの映像を統合し、より効果的な振り返りを支援する。このシステムを用いた実験では、空手道部所属の選手を対象に、振り返りを3段階(映像なし・1人称視点のみ・全視点)で実施し、このシステムが空手の組手競技における言語化の促進に有用であるかを検証した。