1ZM-08
Gaussian Splatting を用いた配筋検査手法の提案
○小林頼和,窪田 諭,安室義弘(関西大)
建設業における就業数は1997年の685万人をピークに2023年には483万人まで減少しており,技能者数も今後さらに減少する見込みである.また,耐震強度偽装事件以降,厳格化された配筋検査には,国土交通省が推進するi-Constructionを背景に,ICTを活用した配筋検査の需要が高まっている.本研究では,Gaussian Splatting(GS)を配筋検査に活用する方法を提案する.GSによりゲームエンジン内で可視化した配筋に対して,画面のタッチ操作で指定した配筋表面の基準点を基にローカル座標を構築し,検査基準となる仮想標尺を表示することで,アクセスが難しい箇所も検査が可能になることを示す.