情報処理学会 第87回全国大会

1ZM-06
複数カメラを用いた機械学習による自動車の自転車追越し速度算出手法に関する研究
○土屋悠斗,櫻井 淳(文教大)
近年、自転車に関係する事故数は減少傾向である一方で、全事故に対し自転車に関係する事故を占める割合は増加傾向にある。また、自転車の事故類型に着目すると、出会い頭時の事故は減少傾向にあるが、追越追抜時の件数は増加傾向にある。よって、道路特性に応じた自動車と自転車の状況を把握し、交通事故の防止に繋げることが重要である。
既存研究において、側方距離センサーやカメラを用いて自転車追越し時の自動車の速度を取得する手法が一般的に用いられているが、人手による作業工程が必要な課題がある。
そこで、本研究では、自転車に搭載した複数カメラを用いて、機械学習により自動車の自転車追越し速度を算出する手法を提案する。