情報処理学会 第87回全国大会

1ZM-04
尾数測定領域におけるスマ検出精度向上のためのマスク処理とアンサンブル学習の有効性評価
○川東優斗,遠藤慶一,黒田久泰,小林真也(愛媛大)
養殖業において生簀内の尾数を把握することは難しい.この課題解決のため,生簀内の養殖魚を複数のカメラで同時に撮影し,各カメラで検出した魚への視線ベクトルとその交点を算出し,三次元座標を求め,尾数推定を行うシステムの開発に取り組んでいる.しかし,魚影検出の際,測定領域にカメラを取り付けた構造体の一部と魚が重なり正しく検出されない場合が多い.そこで本研究では,測定領域内に映る構造体の部分にマスク処理を施す.また,アンサンブル学習として,撮影したカメラの上向きや下向きの画角,構造体付近の検出にそれぞれ優れたモデルの検出結果を組み合わせる.この手法が構造体付近の検出にどの程度影響を与えるか評価する.