情報処理学会 第87回全国大会

1ZM-03
遊魚三次元位置測定システムにおける画像検出精度が尾数推定精度に与える影響の評価
○峰松宏行,遠藤慶一,黒田久泰,小林真也(愛媛大)
養殖業において生簀内の尾数をリアルタイムで正確に把握することは困難である.
この課題解決に向け,本研究では,観測装置を製作し,遊泳状態の魚を複数のカメラで同時に撮影し,各カメラから検出した魚への視線ベクトルを求め,遊魚の三次元座標を算出し,尾数を推定するシステムの開発を行う.
加えて,画像検出において観測装置の一部を誤検出する,観測装置に重なる位置にいる魚は未検出が起こるなどの,誤検出・未検出が頻繁に見られる条件の分析を行う.分析した条件を基に訓練画像を選定し,検出モデルの精度向上を目指す.
異なる画像検出モデルで尾数推定を行い,画像検出の精度変化が尾数推定値にどの程度影響を与えるか明らかにする.