1ZL-04
RAGを用いた被災者支援生成AIモデルの研究
○飯田智也,大槻 明(日大)
近年日本では災害が多発しており,首都直下地震や南海トラフ地震が遠くない将来起こる懸念もある.そんな中,被災者が生活を立ち直すために存在する支援制度の重要性が高まっていると考える.そこで本研究では,内閣府が公開する被災者支援制度のオープンデータをRAG(Retrieval-augmented generation)の検索用データに設定することで,被災者の被災状況によって適切な支援制度をレコメンドする生成AIの研究開発を行った.そして,被災者支援に特化した生成AIであるバディトークや既存の生成AI(Perplexity,Copilot)との比較検証を通じて提案生成AIの有効性を確認した.