情報処理学会 第87回全国大会

1ZL-01
柔軟な変化を実現できる領域管理手法の開発と令和6年能登半島地震への適用可能性に関する考察
○松尾真菜,畑山満則(京大)
巨大災害時においては、人的リソースが限定される中で効率の良い被災者支援活動が求められる。この際には、支援される側(被災者)分布と支援をする側の配置により適切なグルーピングが求められる。これらの分布や配置は災害発生からの経過時間により変化することから頻繁な見直しが求められる。さらに、グルーピング単位は行政界や学校区など事前に決められた領域に加えて、地形、歴史、交通状況などを考慮する必要もあり、グルーピング単位を柔軟に変化させられる領域管理が求められる。本研究では、令和6年能登半島地震での具体例を通して、柔軟な変化を実現できる領域管理手法について考察し、プロトタイプとなるツールを開発した。