1ZK-05
地方史統計史料とデジタルアーカイブを活用した新たな発見を促すシステムの構築
○犬飼啓太郎,奥野 拓(はこだて未来大)
統計データは歴史的出来事によって大きく変動することがある.本研究では,統計データの変動を通じて地域の児童に新たな歴史的発見を促すことを目的に,統計データと関連する出来事を可視化し連鎖的に新たな歴史的発見を促すシステムを構築する.システムでは,統計データの値をもとに作成した面グラフと,出来事および特徴語をノードとするグラフを対応付け,統計データの変動を通じて新たな発見を促す.発見の連鎖を促すために,共通の特徴語を媒介に出来事を結びつけ,関連する出来事を探しやすくする.統計データには「函館市史統計史料編」を使用し,歴史資料には「函館市中央図書館デジタル資料館」の資料を使用する.