情報処理学会 第87回全国大会

1ZK-01
江戸時代を学ぶ浮世絵デジタル散策システムの構築
○野村遼也,時井真紀(筑波大)
近年、人文系研究における研究ツールのデジタル化が急速に進展し、紙媒体の資料からデジタル化により幅広い資料と出会うことができるアクセス形態が実現されてきている。本研究では、「美艶仙女香」などをテーマとした江戸時代の歴史的な広告資料として重要な位置づけにある浮世絵を主な対象とし、浮世絵にアノテーションを行い、複数の資料を関連づけることができるシステムを開発した。開発したシステムを用いた実験から、人文系研究者の視点からのシステム操作性や、従来の検索方法では発見困難な歴史的情報へのアクセス可能性の検討結果を示す。