情報処理学会 第87回全国大会

1ZG-02
VR環境における瞬目による嘘発見に関する研究
○逢坂和尭,濱本和彦(東海大)
本研究では、VR 環境でアバター同士がコミュニケーションをとる際に、相手が嘘をついているかどうか、心理状態を判断することを目的とする。具体的には、HMD を用いて瞬目を検出し、質問に対して虚偽を述べた際に、瞬目の回数から嘘を判別する手法を提案する。現実世界での虚偽検出検査においては、虚偽発言時における瞬目数減少が報告されているが、瞬目の増減には個人差が大きく、一貫性がないため一般化には課題が残る。Unity と HTC VIVE PRO HMDを利用して実験を行い、虚偽回答時には VR におけるアバター操作者の瞬目の回数による虚偽発言判定の可能性が示唆された。