情報処理学会 第87回全国大会

1ZF-06
患者モデルと症例を容易に変更できる腹診学習のためのバーチャル生体シミュレータに関する研究
○成田勇志,濱本和彦,野上達也(東海大)
本研究では、一般的な腹診学習を行う際のデメリットを解決するためにバーチャル腹診シミュレータを開発している。具体的に挙げられるデメリットとして、腹診教育では、図やビデオを用いた口頭での説明による感覚の差が起きてしまい、十分に学習しているかわからない点などが挙げられる。これまで開発したシミュレータは、男性アバターと4つの症状モデルを用意しアバターに対して腹診を体験することができた。ここから新たに女性モデルや症状の種類を追加し、さらに学習の幅を広げるために所見部分を赤色に設定することで視覚的なわかりやすさを追加した。