1ZF-05
食品の電気抵抗情報を用いた可食センサーに関する研究
○神尾幸希,PARINYA PUNPONGSANON(埼玉大)
食事状況のデータを反映させる際には、一般的にカメラを用いた食品トラッキングが行われる。このカメラベースの手法は多くの状況で効果的であるが、口内や暗所など、食事の状況を把握するのが難しい環境ではその効果が制限されることがある。そこで本研究では、食品の電気抵抗を利用した新たなトラッキング手法を提案する。この手法では、水分や塩分を含む食品の導電性を活用し、食材の抵抗値を測定する。通常、食品を摂取するとその抵抗値は増加するため、数値の変化から食事の状況を推測することが可能である。この手法の実験を行うためにさまざまな食品の測定を行い、実験の対象とする食品を調査した。