1ZF-04
咀嚼情報と色の情動を利用した摂食行動改善のための拡張視覚化システムの開発
○遠藤碧海,PARINYA PUNPONGSANON(埼玉大)
現在,食事の軟食化による咀嚼数減少が問題視されている。その問題解決のために様々な咀嚼数増加システムの研究が進められており、拡張現実(AR)に注目が集まっている。しかしそれらは食品に自体にテクスチャを掛けるものが多く、食品自体の食感と風味が減少してしまう問題がある。本研究では興奮と落ち着きの感情を与える色を見せることで行動を制限して咀嚼数をコントロールするシステムを提案した。また食事中に口内感覚を高める集中的注意下も同時に利用することでよりシステムが正確になると考えた。
加えて色での感情の変化による咀嚼数の変化とユーザーを疑似的に集中的注意下に置くことによる咀嚼数の変化を調べる実験も行った。